コンビニ弁当の廃棄

こんにちは。所長です。

 

昨日、

コンビニ弁当の廃棄を

ホームレスの人にあげればいいのに。

 

という話をみました。

 

その人いわく、

誰も不幸にならないし

あてにされるとか

いろいろあるけど

やらない善より

やる偽善のほうが

 

みたいなことを

主張していました。

 

そういう考え方もあるのか

と、思いました。

 

僕は、

コンビニ弁当の廃棄は

ホームレスにあげるべきではない

と、思っています。

 

というのも、

そもそもそれは、

社会福祉に反する行為であり、、

あえて言うなら

逆行する行為なので、

ホームレスの事を

思うのであれば

やめた方がいいなと思います。

 

まず、

ホームレスが食べるものに

困っていたと仮定して、

その人たちが

最低限度の幸せや

豊かさを享受できる

福祉の概念を

誰が保障するのか?

 

という問いに対して

僕は国や地方自治体の仕事だろう

と、考えています。

 

我々が納めた税金で

国が助成金や補助金、

直接的・間接的に

福祉事業を行っていますが、

あれは僕にしてみれば

選挙で選ばれた人たちが

国民から福祉事業の

予算決め、分配と

遂行を委託されていると

考えているからです。

 

 

つまり、

我々がお金を払って

国や地方自治体に

任せている仕事を

横から他人が取るのは

良くないという考えです。

 

次に、

ボランティア活動や

善意の活動は国民も

積極的にすべき

という考え方もあると思いますが、

それは災害時や急を要する場合で

なおかつ、

国や地方自治体から

要請があった場合に限る

と、考えています。

 

ホームレスの問題というのは

基本的には常態化しており、

今年から急増したわけではありません。

 

仮に、

急増したのであれば

コンビニ1店舗の廃棄という

限られたものを分配したところで

焼け石に水で

問題の根本の解決には至らないのは

目に見えています。

 

それなら、

最初から、

余計な事はせずに

委託先に任せればよい。

 

そしてそれが

きちんとできていないのであれば

民主的に訴えるべきであって

勝手にやっていいとはならない。

 

さらに、

コンビニの廃棄が

もったいないから

それらを再利用する為には

どうすべきか、

そもそもすべきかどうか、

 

というのは、

バイトでも店長でも

SVでもエリアマネージャーでも

部長でも本部長でもなくて

役員会や株主が決めたり

考えるべきことであって

現場の人が勝手に

判断していい事案ではない。

 

あるいは、

そんなことは

すでに議論されつくしているだろうし

そのうえで、

廃棄は回収するという決定なので

それに従うしかありません。

 

それがおかしいと思うのであれば

社長になって役員会でうったえるか

株主になるかしかありません。

 

コンビニを運営しているのは

会社なので、

意思決定を行う人、

それに従う人、

という役割は守られるべき。

 

それから、

ホームレスに

廃棄の弁当を

渡すような優しい人は

会社の決まり事を

きちんと守る誠実な人を

不親切な人に塗り替えます。

 

これこそ、

あってはならない

と、僕は思います。

 

ホームレスが食事を

きちんと摂ることが出来ないとか

誰にだって生きる権利があるだとか

そういう話というのは

決まり事の上に

成り立つべきであり

法治国家なら法律、

会社なら就業規則は

最優先で守るべきである。

 

倫理的な問題を訴えるのであれば、

弁当の廃棄という物と情報を

私的な理屈と感情で

勝手に判断していいはずがありません。

 

どうしてもしたいなら、

自分が休みに日に、

自分のお金と時間を使って

炊き出しを行うとか、

能登半島など

今、困っていて

国や自治体からも

要請のある地域で

求められる事をすべき。

 

僕はひどい人かもしれませんが

誠実ではいようと思います。