たびたび話題になるジャパニメーション

こんにちは。所長です。

 

どうやら、

アメリカでは

銀河英雄伝説という

日本のアニメが話題になってるらしい。

 

かなり古い作品で、

何度もリメイクされたり

メディアミックスされながら

いろんな媒体で

続いているらしいです。

 

今年はパチンコも出ました。

 

さて、

そんな銀河英雄伝説ですが

話題になっているのは

政治の部分です。

 

おおまかなストーリーとして、

専制政治の帝国と

民主政治の同盟国の

二分化された宇宙戦争の話です。

 

宇宙は広いので

150年以上戦争していて

それぞれの国に

天災軍師が誕生し、

直接対決を行って

結果的に戦争が終わる

 

というのが、

メインストーリーになります。

 

その中で、

対談が行われるんですが

これが見ごたえがあります。

 

帝国側の天才軍師は

スピード解決できて、

王様さえ変な事言わなければ

専制政治の方が良いと主張。

 

さらに、

民衆に選ばれた政治家が

選挙という仕組みの遅さに甘え、

腐敗すると指摘。

 

さらに、

人はそもそも平等ではない。

能力に優劣がある以上、

誰もが活躍できる社会は

理想であって現実ではないと主張。

 

同盟国の天才軍師は

その逆で、

どんなに優れた専制政治よりも

愚かな民主政治の方が良い

という主張をします。

 

自由と平等こそ

人が目指すべき姿であり、

帝国側の政治が腐敗する可能性は

火事の危険があるから

火を使わないという

極端な主張に見えると反論します。

 

また、

専制政治の圧制は

王様に責任がありますが

民主政治の悪政は

民衆にも責任があり、

自らを省みて成長する過程にすぎない

という主張をします。

 

そして、

不完全であり、未熟であることが

民主主義の本質であることも主張します。

 

両者はどちらかが

優れているというよりかは

どちらにも優位性があるように思えます。

 

最短距離で結果を出すなら

専制政治だし、

結果よりも成長を望むなら

民主政治な気がしています。

 

このことは

アメリカの選挙や

発展目覚ましい中国などの

専制政治国家との対比に

使われていて

再評価されているそうです。

 

ものすごく長くて

ものすごく難しい

だけど、

何十年たっても

何度でも味わえる

素晴らしい作品なので

時間があれば是非。