SF小説、SF映画を観るべき理由

こんにちは。所長です。

 

 

今日は焚き火をしようと

思っています。

 

焚火と言っても

ダメになっている木材を

燃やすだけで

何か目的があるわけではありません。

 

そういうものです。

 

さて、

今日はSF小説やSF映画を

観るべき理由について

解説していこうと思います。

 

SFというのは

サイエンスフィクションの略で

だいたい近未来だとか

別の惑星だったりとか

宇宙の文明だったりとか

そういう類です。

 

で、

それらを観ると

先見性が身に付きます。

 

SF小説というのは

僕が思うに、

ある種の思考実験で

これから社会構造や

テクノロジーが、

もしも、〇〇に変化したら?

 

という問いに対して

登場人物の心理描写や

細かい仕種などから

きっとこうなるはずだ

というある種の未来予知が

そこにはあると思っています。

 

例えば、

ハクスリーの素晴らしき世界では、

(映画ではリベリオン。GUN型という

当時ニコ動を騒がしたあれです)

幸福=個々の自由ではなく、

社会の安定になっていました。

 

これは発達しすぎた

社会・テクノロジーは

伸びしろがなく、

失うものばかりに目が行く

という点を示唆しています。

 

Z世代と言われる人たちは

安定を求め、変化を恐れる傾向が強く、

無気力さがあります。

 

このように、

もしも、テクノロジーが発達し、

これ以上ないくらいに

便利になったら

人は何かを得るよりも

失う事に意識が集中して、

結果的に、

安定して変化しない事こそ

一番幸せなんだという

価値観に落ち着くだろう

という思考実験が

的中した結果と思っています。

 

さてそれでは

身近な福祉業界では

どうでしょうか?

 

福祉業界では毎年のように

不正受給問題というのは

取りざたされています。

 

閉鎖に陥ったり、

赤字倒産したり、

社会問題にも

発展する場合があります。

 

これらは、

SF小説に出てくる内容で

 

ある程度は予見が可能です。

 

村上龍の

愛と幻想のファイズムです。

 

腐敗した政治、

社会に嫌気がさした若者が

愛と正義を基本理念として

立ち上がる物語です。

 

が、

彼らも愛や正義といった理念を

管理・維持するためには

暴力的・支配的になったり

結局は権力の魔力に負けてしまう

 

という事が描かれています。

 

福祉業界においても

どこの施設も

素晴らしい理念の元

旗揚げされますが、

補助金商売なので、

理念をまもっていても

経営が出来なければ

閉鎖に追い込まれます。

 

経営と福祉

定量と定性を

同時に追いかけるストレス、

重圧、難易度の高さ

これらが不正受給への

階段になっているんだと

僕は思っています。

 

ご飯がめっちゃ少ないグループホームも

最初はきっとたくさん食べてほしいとか

おいしく食べてもらいたいとか

喜んでもらいたい

そんな気持ちだったと思います。

 

しかし、

物価高騰や賃金向上など

支出は増えるばかりで

収入は一向に増えない。

 

むしろ減ったりする中で

気づかれない程度に

ちょっとだけ食事の量を

減らしたんだと思います。

 

それに誰も気づかなかったから

エスカレートしたものと

予想できます。

 

そして、

施設を管理、維持するために

パワープレイに出てしまう場合や

それを是正できるだけの

企業体力が残っていないと

崩壊を招く危険性があるよと。

 

そういうことを

ある意味では

予見することが出来ます。

 

理想と現実のギャップや

道徳的ジレンマなど

SF小説のテーマと

福祉施設が抱える課題が

リンクしていると思います。

 

さて、

そのうえで彼らがどうしたのか、

それを見た自分はどうすべきなのか、

どのように己を律するのか。

 

それらはSF小説、映画を通して

思考実験してみる、

体感してみることで、

答合わせといこうじゃないですか。