こんにちは。所長です。
8月末で閉店するみたいです。
結構前から閉店しそうだなぁ
とは思っていました。
スマパチ・スマスロが導入されておらず、
8月の新台も入らず、
新紙幣に未対応で、
これはもう・・・
って感じでした。
今、パチンコ業界は
大きな転換期を迎えています。
そもそも、
新紙幣に対応する為の設備は
交換するのに警察に書類を提出して
許可されてはじめて変更ができます。
細かい事を言えば、
観葉植物が枯れても
かえるのに警察に言わなきゃいけない。
それくらい面倒なんです。
新紙幣に対応した機械は
1台20万円以上と言われ、
部品交換だけでも良い機械でも
2万円以上します。
部品交換に人工いれて
2万円だとして、
それがパチンコ・スロットの合計で
500台あるお店なら
1,000万円かかるわけです。
しかも、
それらは人件費や設備投資、
新台購入、イベントなどと違って
投資ではなく消費です。
返ってこない。
これはきつい。
そして、
現在のパチンコシーンでいけば、
スマパチの貞子やユニコーン2が
稼働率トップです。
これはデカスタートと言って、
千円で30回ほど回る機種です。
この2台以外では、
千円で13~18回ほどなので
すっごくよく回る機種が
お客さんに選ばれているわけです。
これまでのパチンコ屋さんの
顧客への還元率はスロットが高く
パチンコが低い傾向が全国的にありました。
それは、
スロットの赤字を
パチンコで取り返す
というトレンドにあると思います。
そうなると、
千円で18回は回ってくれないと
勝負できない機種なのに
15回しか回らないやつばっかり。。。
みたいな状況になっちゃうわけで、
そうなると、みんな飽きちゃう。
そんなユーザーにとって、
勝ち・負けよりも
すっごいよく回る!っていうのが
楽しいんだと思います。
ところが、
このデカスタートというのは
千円で30回も回ることが
お店にとって厳しくて
仮に25回しか回らないようなお店は
つるし上げられるわけです。
だから、
仕方なく30回以上回るように
なっているところが
多いと聞きます。
で、
これが一つのトレンドになって
デカスタートの機種が増えると
じゃあ、
どうやってお金を稼ぐか?
元々13~18回転だったのを
さらに落とすか?
スロットから回収するか?
デカスタートというのは
ユーザーには選ばれているけども、
そのユーザーが、
純粋にパチンコを楽しむだけで
慣れ親しんだ店をつぶすことになるのは
あまりにも辛いよねって思います。
元々、パチンコ業界は薄利多売で
ライバル店との差別化は
なかなか難しい業界なので、
ビジネスモデルそのものを
マネタイズポイントを
ちょっとずらすとか
何かしないと
今より悪くなっちゃうのかなぁと
思ったりしています。
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