こんにちは。所長です。
今週から交流をしています。
野良犬喫茶に来ていただいて、
パフェや珈琲を
楽しんでもらっています。
我々のような施設というのは、
一般的な就労継続支援や
他の地域活動支援センターとは違って
かなり資本主義的な思想や
いわゆる企業的な考え方を
僕が持っているわけですから
その影響をうけて
今まで以上に異質になってきています。
その異質さというのは、
言ってはいけない真実であったり、
誰も言わないような本当の事を
あっさり言ったりやったりする。
そういう体質があります。
これらは
別に今の福祉業界を
批判するわけでも、
離反するつもりもないですが、
社会一般のそれとは
大きくかけ離れていると
僕が思うわけですから、
一般社会や普通の企業のような
考え方にちょっとチューニングを
行っている程度だと考えています。
例えば、
精神障害者と言っても、
彼ら彼女らというのは、
一般就労が困難というのが
大きな障害だと思っています。
(日常生活が難しい方は
ちょっと別ベクトルなので割愛します)
そういった障害者に対して
政府は税金という形で
生活の補助をしています。
最低限度の生活が送れるだけの
お金がある中で、
彼ら彼女らの困りごとというのは
居場所だと思います。
もちろん、
他にもあると思いますが、
うちで解決できる問題は
主に居場所問題です。
僕が考える居場所とは
自分が居てもいい場所であり、
必要とされる場所です。
仕事をしていれば
自分が居てもいいかどうかは
成績次第になりますが、
必要とはされるわけです。
しかし、
働かなくても、
お金が手に入る障害者にとって
必要とされる場所というのは
見つけることが
難しいのだと思います。
そこで、
スマイルでは誰もが
何かしらの役割を持っています。
内職作業や喫茶、広報、
園芸やお手伝い、
コミュニケーション、掃除などです。
それらを頑張ることで
利用者間で認められたり、
お互いがお互いを
必要だと思うわけです。
それから、
所長の僕が二言目には
お金の話をするので
通所すると少なくとも
僕には必要とされる。
だから、
施設に来た時点で
障害者の困るごとである
お金・居場所問題は
ほぼ解決できています。
特に居場所問題については、
与えられるものではなく
自分でつかむものなので
そこは個人に任せています。
そういったことも相まって、
僕は利用者はあくまで利用者。
お客様扱いも
障害者扱いもしません。
対等な人間関係を
築きたいと思っています。
特別扱いを求める方というのは
やはりスマイルは肌に合わなくて
どんどん離れていきます。
こと、障害者施設において
障害者を障害者扱いする、
利用者「様」
お客「様」
障害者「様」
という扱いをする施設はあるので、
そちらの方が肌に合うんだろうなと思います。
民児協さんにも
このような施設の在り方は
丁寧な会話の中で
説明していこうと思います。
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