訪問看護ステーション あやめの過剰請求?がニュースになってた

こんにちは。所長です。

 

以下、記事です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/727950a3c96d35823d55fb7f6679462812aed599

 

 

 

さて、

ということらしいです。

 

どうやら、

週3回が限度の

訪問看護の利用を

現場の社員には

絶対3回いけと、

そういう風な社風だったみたいですね。

 

なので、

3回も訪問する必要がない(?)

患者に対しても、

3回訪問することで

必要以上に報酬を得ていた

というのが問題みたいです。

 

で、

記事とコメントを見る限り

いろんな問題が混在していて

それらが同列に、

同時に語られているので

ここはちょっと

整理が必要だなと思いました。

 

なので、

ここが問題点として

挙げられているな

と、思うものをピックアップしました。

 

①過剰請求は国民の負担増になる

②不要な支援は害悪になる

③会社が現場社員に縛りを設けている

④利潤を追求しすぎている

 

では、1つずつ見ましょう。

 

①過剰請求は国民の負担増になる

これは、訪問看護の医療費負担は

7割が国で3割が個人になります。

が、生保や受給者証があったりすれば

患者は無料になるので、

全額国民負担になります。

 

これに関して言えば、

税金なのでなんとも言えないかなぁ

とは思います。

 

そもそも税金というのは

上位20%のお金持ちが納めた税金が

税収の80%以上なので、

僕ら庶民は、

一見すると納税者に見えますが、

金額的な面からいけば、

これっぽっちも納めていません。

 

なので、

僕ら80%の庶民は

20%しか納めていないし、

税金の恩恵にあずかっているので

庶民が口を出せる問題ではないかと。

 

上位20%のお金持ちが

これをよしとするかどうかであって、

ここは僕が論じるべきではないと思いました。

 

 

②不要な支援は害悪になる

本人が望まない支援や

希望にそわないものは支援とは言えない。

みたいな論調です。

 

で、

僕が思うに、

そもそも、

本人の希望と主訴は

切り分けて考える必要があります。

 

例えば、

健康的な体型になりたいというのが主訴だが、

から揚げやとんかつなど

揚げ物をたくさん食べたいというのが、

本人の希望だった場合、

 

本人の希望は叶いません。

 

ダイエットに揚げ物は天敵ですから、

本人の希望とは逆の

豆腐とかこんにゃくを食べる事になります。

 

しかし、

それが本人の主訴を叶えることになります。

 

これを訪問看護に当てはめると、

例えば地域で安全に楽しく過ごしたい。

というのが主訴の場合、

本人が希望していなくても、

服薬管理や日常の何気ない会話から

QOLをあげるヒントを探したり

出来る事はたくさんあります。

 

そもそも、

誰かが定期的に会いに来て

何気ない話が出来る間柄の人がいる

というのは地域生活においては

わりと大事だと思います。

 

なので、

それが会社として週に3回は

訪問するのが望ましい。

 

と、なれば、

週3回の上限まで頑張って訪問する

という方針に対して

異を唱えるのは難しい気がします。

 

②に関しては、

利用者本人の主訴と希望が

必ずしも合致するわけではない点、

訪問看護サービスを提供する会社の

考え方によっては

必要かどうかのジャッジが変わるのは

ある程度仕方ないのかなとは思います。

 

③会社が現場社員に縛りを設けている

訪問時間は35分まで!

1人週3回訪問!

などなど、

報酬を最大限獲得する為の

効率化を図り、

現場社員に縛りを設けている風に

記事には書いてありました。

 

うん、まあ、

そこはねえ、

法律や報酬規程の範囲内で、

なおかつ労務管理として

問題がないなら

他人が口をはさむ問題ではないかなと。

 

嫌ならやめればいいし、

おかしいと思うなら、

社長か役員になって、

方針を変えればいい。

 

それも無理なら株主になればいい。

 

というのは、

強者の論理に聞こえますが、

社会というのは

強者の論理でまわっているので

普通の事だと思います。

 

④利潤を追求しすぎている

株式会社なので

営利を求めるのは普通です。

 

ちなみに、

非営利である我々NPO法人も

めちゃめちゃ利潤を追求します。

 

ただし、

営利団体ではありません。

 

ここで「利潤を追求するとは」とは、

利益を株主・出資者に還元することです。

 

営利企業の目的は

利益を株主・出資者に還元する事です。

 

非営利企業の目的は

利益を株主・出資者に還元する事ではない。

 

というだけの違いなので、

全ての法人が利潤を追求しています。

 

それが普通です。

 

株式会社であり、

さらに、

代表が訪問看護の

スペシャリストではない

という指摘もありますが、

勘違いも甚だしい。

 

社長がスペシャリストである必要は

まったくありません。

 

スペシャリストであるべきだ

と、思う人は、

社長がスペシャリストな

会社のサービスを

自ら受ければいいだけで

それを他人や法人に求めるのはおかしい。

 

さらに、

利潤を追い求める社風や姿勢が

記事によっては書いてありますが、

営利企業にいた僕からすれば

特段珍しくもない。

見慣れた風景ですし、

日常的なパワハラってわけでもない。

 

それから、

株式会社のような利益追求企業を

参入させた国の責任について

いろいろいう人もいますが、

それも見当違いと思います。

 

というのも、

元はと言えば、

医療法人や社福、

NPOばっかりだったと思いますが、

それだといけない理由があったから、

営利企業の参入を国が許可しているわけで、

営利企業の参入が問題であれば、

そこを廃止すれば

別の問題が浮上します。

 

それに、当該法人では、

法を犯すな!というのは、

徹底されていたということなので、

法律や報酬規程の範囲内で

最大限の経営努力なら

法律や報酬規程に問題があるので

そっちを整備すればよいと思います。

 

 

 

 

さて、

いろいろと問題点は指摘されていますが、

僕からすれば、

おおむねそんなもんだろう

という気がしています。

 

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    DS (火曜日, 09 7月 2024 20:36)

    広島市でも以前、地活での補助金不正受給があった模様。このため、通所時間が概ね半分、2時間ルールができて厳しくなったと聞いたことあります。

    http://mykaigoo.blog.fc2.com/blog-entry-306.html