こんにちは。所長です。
僕も強く影響を受けた本
肩をすくめるアトラスを紹介します。
これはほぼ本屋さんには
置いてありません。
たぶん、
ネット注文しか出来ないんですが
届いて後悔、間違いなし。
なぜなら、
これは辞書か?
っていうくらい分厚いです。
ただ、中身はSF小説で面白いです。
ビジネス書というのは、
要約をだーっと書いてあるパターンと、
物語風のパターンと、
概ね2種類です。
僕は物語風がおすすめです。
理由は、
具体的な事象から
抽象的な要素を抜き出し、
他に転用する。
というのがビジネスの基本です。
なので、
本の中に書いてある
具体的な事象(小説の物語)から
抽象的な要素(パンチライン)を
他(自分の仕事)に転用する。
ということをします。
初めから要約してある本だと、
具体的な事象から
要素を抽出する作業が抜けます。
要素がまとめてある方が
読み終わるまでが早いですが、
要素を抽出する技術が落ちるので
おすすめしません。
で、
肩をすくめるアトラスは
アメリカのめっちゃ有名な本です。
ロックフェラー財団の建てたビルの
ロビーにもデカデカと
アトラスが柱を支えていて、
それを人民が支えている絵が描いてあります。
そのくらいには有名な名著です。
ちなみに、
アトラスさんというのは巨人で
この世界の柱を支えてくれています。
彼が柱を支えているから
天が落ちて来なくて
我々が生きていくことができるので、
その彼を人民も支えているという
ギリシャ神話の登場人物です。
はい。
このギリシャ神話と
ビジネスがどうつながるのか
ようわからん!
という方もいると思うので
解説すると、
アトラスが支えている柱とは
資本主義です。
そして、
アトラスとは資本家のことで、
人民というのは消費者です。
つまり、
①アトラスが柱を支えていて、
②柱を支えるアトラスを人民が支える
という具体的な事象を、
要素だけ抽出するとこうなります。
①重要な何かを誰か(何か)が支えている
②その支えている誰かをたくさんの人でさらに支えている
ということになります。
これを転用すると、
柱を資本主義
アトラスを資本家
人民を消費者
という風に転用すると、
さっきのような解釈になるわけです。
別な転用をしてみると、
柱を法律
アトラスを裁判所
人民を国民
としても、話は成立します。
というように、
ビジネス書というのは
具体的な事象から
要素を抽出して
他に転用するのが基本になります。
はい。
というわけで、
肩をすくめるアトラスという本は
大雑把に言うと、
資本主義を支える資本家と
資本家を支える消費者の話になります。
ビジネス書は読まない人、
読んだことない人、
活字が苦手な人、
いると思います。
10年以上前の僕がそうでした。
しかし、
世の中は誰かの仕事で成り立っています。
それはつまり、
ビジネスが世界を成立させているとも言えるので、
ビジネスを知るということは
世界の構造をしるということと
通じるのではないかと思います。
世界を知るきっかけに
肩をすくめるアトラス。
いかがでしょうか?
アマゾンとかに売ってるのかな?
届いたら、
その分厚さに、
めっちゃ後悔します。
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