こんにちは。所長です。
来月の理事会向けに
資料をまとめているところです。
毎日違う書類を作っていると、
混乱してくるので
ちょっとまとめておきます。
令和5年度のトピックスとして、
一番大きな点は
3期?ぶりに黒字だった点です。
前任所長に代わり、
僕が所長になったことで
利用者が減ると言われていました。
ベテランから半人前になるわけですから、
当然と言えば当然で、
具体的には、
①相談支援ができない
②教育実習生が受け入れられない
③新規利用者が敬遠する
④所長変更で現利用者の離脱
これらが言われていました。
が、
①に関してはそもそもほぼない。
②に関しては教育実習生と
利用者数の増加、利用率向上には
そもそも相関関係がない。
僕はずっと主張してきましたが、
それが証明されました。
そもそも、
教育実習生が来ることで
利用者増えるというのは
意味が全く分からない。
なぜなら、
教育実習生がいてもいなくても、
月に20日前後利用する人が何名かいて、
決まった日に休む人と
決まった日に来る人が大半です。
なので、
分類わけすると、
教育実習生がいるかいないかで、
通所を決める人という分母の中で
通所するかしないかという選択肢になります。
もちろん、
通所するかしないかという選択には、
実習生の有無だけでなく、
天気や昼食、気分や予定、
作業の進行状況などいろんな条件があります。
で、
非常に分母が小さく、
そもそもそんな人がいるのか疑問です。
③新規利用者については、
敬遠どころか、
そもそも営業をしてなかったので、
これ以上下がることはないと断言できる。
さらに、
ここ数年でレギュラー利用になった人は
1人しかいないので
3~4年で1人が0人になっても
別に大きな問題ではない。
④現利用者の離脱についてですが、
これはあると思います。
実際、
前任所長が手厚い対応をしていた人は
利用日数が減っています。
環境が変わると
それに上手く対応できない人は
一定数いるので、
そこはやむなし。
むしろ、
誰が所長であっても、
誰が職員であっても、
理事長が代わっても、
利用してもらえるような
仕組みやスタイルがなかった。
という、
明確な弱みが表に出ただけで、
潜在的にあった問題です。
それは、
これから解決します。
で、
どうやって解決するのかと言えば、
レギュラー利用とイベント利用に切り分けます。
ちなみに、
余談ですが、
レギュラー利用については、
これから減ります。
現存の利用者の多くは
若いころから、
法人化前のスマイルを、
あるいは前身の東作業所からの利用者です。
つまり、
そもそもNPO法人スマイル中山になってから、
新規で利用を始めた方は少ないんです。
第4作業室を開くときにも、
現在の利用者の方を向いて
未来を考えるという方針でしたし、
新しい利用者の事は考えずに、
今の利用者にいかに来てもらうのか?
そこが大事だと、
そのような方針でした。
なので、
20代、30代から
NPO法人スマイル中山を
利用しているよ!っていう方は
構成比としてかなり低い。
50~60代の利用者は
昔からの利用者が多い。
こんなの、
減るに決まってる。
現に、20代の利用者はいません。
30代の利用者もかなり少ない。
毎年、みんな、年を取ります。
毎年、日本人は1%くらい減ります。
ということは、
毎年、利用者は、減ります。
当たり前です。
なので、
イベント利用を増やすしかない。
イベント利用の利点は、
競合が少ない点です。
映画の日は日曜で、
すまいる食堂は土曜・祝日なので、
他の事業所は休みです。
なぜなら、
他の事業所は黒字だから。
新規利用者を増やしているから。
そうでないうちは、
他がやっていないところで、
一点突破。
局所集中。
そしてイベントは、
開催時間も短く、
マニュアル化、仕組化しやすいので
将来的には大きくなればなるほど
僕がいなくても運営できる。
人を雇える、
拡大できる、
黒字を大きくできる。
そういう方向で、
運営をしていこうと思います。
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ZZ (金曜日, 26 4月 2024 02:01)
的確な分析でわかりやすく読みやすい文章でした。
>3期?ぶりに黒字だった点です。
2019年度以来なので、
4期ぶり(23-19=4)ではないでしょうか。
コロナ禍で作業所・デイケアが利用者減で苦戦している中、
実行力はすばらしいです。
さらなる事業・黒字の拡大には、
マニュアル・仕組み化・再現性は重要だと思います。