こんにちは。所長です。
ショッキングなタイトルですが、
我々は現実を生きています。
明日も現実を行きます。
なので、
現実を一緒にみましょう。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390831000.html
はい。
ということで、
障害者福祉サービスというものが
どのような業界か、
イメージがついたと思います。
そうです。
昨日までの正解や正攻法は
我々が作ったものではなく、
お国が作ったレールだということ。
なので、
当然のことのように
はしごを外されることって
割とります。
例えば、
B型事業所では
施設外就労というのがあって、
自分のところの施設ではなく、
他の会社とかで働くと
報酬が多くもらえる。
という制度がありました。
なので、
それに特化した施設などありましたが、
ある年からなくなりました。
で、
たぶんそういった施設や
そこの補助金に軸足を置いていた施設は
運営が厳しくなったものと予想できます。
自分たちの軸足というのが、
自分たちで築いたものではなく、
お国が置いた石の上にあって
ある日それが無くなる可能性を
常に考慮しなければなりません。
特にルール関係については、
最初は参入障壁を低くするために
割と親切に設計するのは当然で、
まずは量を担保する。
そして、
次に質を高めるために
ふるいにかけていく。
というのは、
どこの業界でも行われることですから、
今回の報酬改定というのは
まさにふるいにかけられている状態です。
ニュースにあるような、
営業時間と利用時間に
乖離があればあるほど、
使った税金に対する
費用対効果が薄いので、
調節(ふるいにかける)する
ということでしょう。
そんなことをして
一般企業の参入がされなくなるのでは?
という指摘もあると思いますが、
そうはならんだろうと思います。
どの業界でも
ゲームチェンジは必ず起きます。
そのゲームチェンジは
通常、価格・技術破壊によって
市場が変化することで発生しますが、
障害者福祉においては、
国民の意識が変わると
市場が変化しやすいのだと思います。
インクルーシブ教育や、
障害者雇用枠の拡充など、
障害者と健常者という垣根を
どんどん取り壊していって
共存しながら
尊重しあせる社会の実現を
国として目指している以上は、
我々のような福祉施設というのは
その数をどこかのタイミングで
激減させることでしょう。
しかし、
それは悪い事なのでしょうか?
僕は以前より、
福祉施設のゴールは
その施設を解散させることだと
言ってきました。
スマイルのゴールもそこにあります。
なぜなら、
スマイルが無くなるということは、
ニーズがないということです。
例えば、
みなさんは、
おうちに冷蔵庫がありますか?
たいていのご家庭にありますよね。
では、
家に帰った時に
冷蔵庫を見て感動したり、
見るだけでうれしくなりますか?
普通はなりませんよね?
それって、
あるのが当たり前だからです。
じゃあ、
福祉施設はどうですか?
当事者が差別や偏見にさらされず、
誰もが共存していたら
必要ですか?
僕は必要ないと思います。
何が言いたいかと言えば、
福祉施設がつぶれる、
経営難になる、
ということは
それだけで悪い事とは言えない。
そのように思います。
今回のニュースで取り上げられているような
営業時間に応じた補助金ではなく、
利用時間に応じた補助金交付というのは
時代のニーズがそこにあるのでは?
と、思います。
極端な事を言えば、
これでつぶれる施設もあるでしょう。
しかし、
それでも社会全体を見た時に
大きな懸念にならない程度には
数が増えている。
というとらえ方をしてみます。
そうすると、
悪い事ではないようなきがします。
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