歩み寄らない

こんにちは。所長です。

 

いろんなホームページや

LP、チラシなどで

障害者への歩み寄りを

謳っているのを見ます。

 

が、

うちは基本的には

歩み寄りません。

 

特に、

僕が所長になってからは

その傾向は顕著だと思います。

 

この1年というのは、

僕自身もそうですし、

フリースペース・スマイル中山としても、

その在り方を再定義してきました。

 

障害者支援の場ではあるものの、

スマイルが提供しているのは

あくまで場と哲学です。

 

場というのは、

交流の場や

就労訓練の場であり、

場所という意味も空間という意味も

そして、

機会という意味も含みます。

 

なので、

すでにある場において

それを生かすも殺すも

利用者次第となります。

 

それから

スマイルの哲学というのは、

野良犬的な生き方です。

 

メインストリームではなく、

そこで頑張る人たちが

治めた税金で珈琲を飲みながら

好きなことをやって

好きなことを言う。

 

それが我々の生き方である。

 

そのことを全面に打ち出しているし、

そもそも説明もしてある。

 

なので、

それではちょっと困る!

という方や、

自由はきついから職員が決めて下さい!

という方には

一切歩み寄らない。

 

ダメでいいんですよ。

出来なくたっていいじゃないか。

なにがいけない?

 

それもあなたでしょ?

 

というのが

僕の考えです。

 

人生を階段に例えると、

登ったり

降りたり

その繰り返しだと思います。

 

そんなときに

ふと、

登るでも

降りるでもない

ただただ、その場にいるだけ

そんな踊り場があったら

どうですか?

 

それがスマイルです。

 

僕自身がそうです。

メインストリームでは

いつも隅の方にいました。

 

小学校ではいつも友達が少ないか

問題児、落ち着きがないと

通信簿に書かれました。

 

中学校は3分の1程度しか

いっていませんでした。

 

だけど、

青春を謳歌している人や

今の社会で

活躍している人や

頑張っている人、

メインストリームの人を

妬み恨みということはありません。

 

それはそれとして、

すごいねって

珈琲を飲んでいるのが

僕の生き方ですから。

 

そんなスマイルにきてまで、

メインストリームの人達のような

成長とか、成功とか、

頑張るとか、成果を出すとか

そういうのはよしとくれよ。

 

と、思っています。

 

 

だから

歩みよりはしません。

うちはうち。

よそはよそ。

 

歩みよりは

うちには求めない方が

いいと思います。

 

それから、

歩み寄るっていうのは

聴こえはいいですが、

その施設の

その施設長の

理事長の

哲学はそれを許すのか?

 

在り方が定まってないだけじゃないか?

 

と、思ってしまいます。