理解しがたいセレブファッション

こんにちは。所長です。

 

昨今、セレブファッションが

我々の理解の範疇を超えています。

 

例えばこんな感じで、

https://news.yahoo.co.jp/articles/05edd5a97da52e3259e6393c6009fac5d9e92750

 

異常なまでに肌を露出する

その独特なスタイルに

ついていけません。

 

が、

理解できないということは

理解できる人がいるということで、

理解してみようというのが

今回のお話しです。

 

まず、

そもそもいわゆる

セレブファッションをする人たちが

どういう人たちなのかを明らかにします。

 

そのあとで、

なんでそんな恰好するの?

というところから、

なんとなく理解をしていこうと思います。

 

 

 

さて、

セレブファッションをする人たちですが、

彼ら・彼女らは、

いわゆる、

ライフステージが高い人たちです。

 

ライフステージというのは

あまり馴染みがないので、

近い言葉と比較しながら

説明していきます。

 

近い言葉では

上流階級の人達と

意識高い系があります。

 

まずは上流階級ですが、

彼らは生まれた時から

位の高いすごい血(地)を持つ人です。

 

例えば、

政治家で「一郎」さんや「太郎」さん

などなどいかにも!

っていう名前の人たち

彼らは生まれた時から、

人に名前を覚えらえる事で

有利になる仕事

(政治家、弁護士、議員など)に

就くことが生まれた時から

運命づけられた人です。

 

日本人は割と好きで、

〇〇さんは歴史の偉人の末裔とか

結構好きですよね?

例えば、むかーしの将軍の末裔が

フィギュアスケートしていて

そのことが報道されてたり、

そういうのです。

 

これは日本が昔から、

長い間、階級社会だった名残で

独自の文化とも言えます。

 

イギリスのロイヤルファミリーみたいに、

日本では天皇家とか秋篠宮家とか

ファンがたくさんいますよね。

 

これらの共通点は

生まれ持った血筋、

お家柄というもので

本人の力では手に入りません。

出来るとすれば、

結婚などを経て

宗家か分家に入るくらいでしょうか。

 

そういったものです。

 

それに対して、

ライフステージというのは、

生まれ持ったものは関係なく、

自分自身の日々の努力で

あげていけるものです。

 

例えば、

僕が好きな映画の

プラダを着た悪魔では、

冒頭の5分くらいでそれが

描かれています。

 

3人の女性の

モーニングルーティンから始まりますが、

それが面白いほど表しています。

 

まず、

ライフステージが高く

ビジネスで成功している女性は

朝食はきちんと測ったグラノーラ系と

少量のヨーグルトにフルーツのみ。

 

次に、

ライフステージは高いが

ビジネスではそれなりの女性は、

ナッツをちょっと。

 

最後に、

アン・ハサウェイ演じる、

ライフステージが低くて、

無職でこれから、

仕事の面接に行く女性は、

その辺のドーナツ屋で

ベーグルを買って食べ歩きです。

 

これがいわゆる

ライフステージの差です。

 

上から、

きちんと栄養管理された食事、

節制された食事、

自堕落な食事となります。

 

これらは、

お金があるかないかではなく、

自分を律し、

食べたい欲や好き嫌いなどの

感情をコントロールできているか、

そしてその先にある、

己の肉体を美しく保ちたいという

高い志の為に我慢しながら

充実した生活を送っているか?

ということを表現しています。

 

ちなみに、

ドーナツ屋が家の近くにあって

それを食べ歩きするというのは

アメリカ映画における

底辺の生活を表現しています。

 

ドーナツ屋というのは

安くて簡単な庶民の食べ物で

客層が広くて営業時間が長いです。

その為、強盗に襲われる事が多いので

アメリカ人の警察は

いつもドーナツを食べています。

 

そうすることで、

俺たち、私たちはドーナツ屋への強盗を

いつも警戒しているぞ!

犯罪を未然に防ぐ努力をしているぞ!

というのを市民にアピールしているんです。

 

で、

出勤前にドーナツ屋に行くということは

強盗が起きそうな街に住んでいるという

示唆になります。

 

さて、

話はそれましたが、

上記のように、

ライフステージというのは

自らの日々の努力で

上げていけるものであり、

生まれも持ったものとは関係がない

というのが一般的な考えです。

 

次に、

意識高い系と比較してみます。

 

そもそも意識が高いというのは

ライフステージが高いと似ていますが、

決定的な違いは、

意識が高いというのは気持ちの話で

ライフステージが高いというのは

日々の行動とその結果の話です。

 

よく、

意識高い系と揶揄されているのは

口ばっかりで努力しない、

結果が出ないみたいな人ですね。

 

なので、

ライフステージが高いというのは

あくまで結果が出ていて、

あるいはその過程にいて、

それが努力によってもたらされている。

 

ということになります。

 

いかにもアメリカ人!

って感じですね。

僕は好きです。

 

まとめると、

ライフステージが高いというのは

本人の努力により、

結果(ビジネス、美容、姿勢、意識)を

しっかり出している人。

 

という解釈でいいと思います。

 

 

 

さあ、

ようやく、

なんでライフステージが高い人は

異常なまでに肌を露出するのか

という話になります。

 

これはもう単純に、

美しいからとしか

言いようがありません。

 

セレブファッション

というぐらいですから、

お金はいっぱいあるんです。

 

そのお金をいっぱい使って

美味しいものをたくさん食べれば

いいんだけれども、

いや、本人もそうしたいけども、、

 

食べ物に対して、

美味しいかどうかは

まあ、

味がそこそこであればよくって

それよりも、

栄養バランスや体型への影響とか

そっちのほうが大事で

自分をコントロールしている。

 

なんなら、

一般の人より摂取カロリーが低くて、

食事は割と質素なものが多い。

それでいて、

沢山運動したり

汗をかくことをいとわない。

 

人によっては、

生まれ持った美貌や

ビジネスでの成功に

あぐらをかかずに、

日々、努力をして自分を高めている。

 

という生き様が

そのプロポーションに表れる。

 

なので、

その崇高な考えや

意識が宿った肉体こそ

美しい身体であり、

美しい生き方であると。

 

だから、

それを表現している。

見せつけているわけです。

 

こんなにもお金持ちで

こんなにも美貌があるのに

こんなにも、私は、努力した!

 

ということです。

 

ライフステージの高さが、

見た目に表れているんです。

 

 

日本は割と長い間、

階級社会でしたし、

今でも名残があります。

 

なので、

理解しがたい人が多いと思います。

 

その一方で

千利休のような茶人が目指した

わびさびといった美意識は

今も残っていて、

海外の人が日本に来るときに

お茶体験が人気なのは

このわびさびの美意識に触れる事、

その体験が人気なんです。

 

今風に言えば

ミニマリストでしょうか?

 

 

僕たちには

階級社会という社会制度による

影響はすごく大きいですが、

独自の美意識という点においては

ライフステージをあげていく

という価値観に対する

素養を持ち合わせているのかもしれません。

 

そう考えると、

自らを律し、

わびしくも十分な生活を送り、

感情や欲望を制御した結果、

無駄のない美しい身体を

人に見せびらかしたくなる

という気持ちは

やるかどうかは別として

まあ、理解できなくはない。

 

と、思いませんか?

 

僕は思いません。