こんにちは。所長です。
えー、
僕がブログを更新しつづけているのは
いろんな意味と理由があって
言い出したらきりがないんですが
一つには、顧客教育というものがあります。
これは、
そのまんまの意味で
顧客を教育することを目的としています。
顧客というのは、
今の利用者でも家族でもなくって
未来の見込み客になります。
僕がスマイル中山で
NPO法人を運営していること、
精神障害者福祉施設であること、
そもそも中山であること、
いろんなことに意味があります。
僕は精神障害者を含めた
障害者のすべてが
右肩上がりの人生を
送ることが前提になっている
障害者福祉法について疑問を感じています。
僕は右肩下がりでも
現状維持でも
別にいいと思っています。
そもそも
右肩上がりが良しとされているのは、
資本主義の論理であって、
生活保護や家族同居+障害者年金など
生きていくのに困らないんだから
もう資本主義のラットレースからは
卒業したんだと思って良いかと。
それなら、
みんながみんな右肩上がりというのは
ちょっと窮屈だと思います。
そうはいっても、
多数が右肩上がりで
日本を良くしていってくれた方が
僕らの生活はよくなることは
間違いないので、
頑張れる人は頑張ってもらって
僕らは頑張ってる人を応援しますから!
そんな考えを持っているので、
かなり少数派だし、
頑張ってる人がいるのに
心無いこと言うなよ!とか、
障害者の自立した生活をー!とか、
いろいろ批判を受けています。
これっていうのは、
一般的ではない価値を
提供しているからです。
なので、
僕たちの提供している価値は
何なのか?
そしてその先に何があるのか?
これを定期的に発信していくことが
僕にとって必要なんです。
そうして、
そういう価値観もあるのかー!と、
思った方がうちに来てくれるとか
うちを紹介してくれるとか
そういうのを目指しているわけです。
ちなみに、僕が思うに、
サービスというのは、
現在地から目的地まで移動するための
手段にすぎません。
どこの事業所に行こうか悩んだり、
どの種類の福祉サービス(就労B?A?就労移行?など)を
利用しようか悩んだりしている時点で
僕は良くない状態だと思っています。
例えば、
現在地が空港で
目的地がアメリカだったら
手段は飛行機以外ありますか?
ないですよね?
じゃあ、
現在地がわからなくて、
目的地が広島駅だったら、
手段は何がいいか分かりますか?
わかんないですよね?
というように、
僕たちは、
移動手段を選ぶときに、
現在地と目的地の両方がわかっていないと
正しい手段を選べません。
サービスとは手段だといいましたが、
どの手段がいいのか
わかってないってことは、
現在地か目的地か、
あるいはその両方がわかってないんです。
だから、わからない、迷うわけです。
そんな状態で福祉サービスを利用するから、
ミスマッチが起こったり、
思ったように支援計画が進まない。
そこで、
スマイル中山では、
右肩上がりというのをいったんやめてみる。
そうすると、
今の自分の現在地がわかってきます。
そしたら、
次に自分が目指したい場所を
ゆっくり考えればいいんです。
スマイルではじっくり考えて
自分自身を見つめ直して
自分の人生を棚卸して、
これからを一生懸命考える。
そしたら
現在地と目的地が見えてくるでしょう。
で、
あとはそこに向かうってなったら
迷う必要もないし、
そもそも現在地と目的地がはっきりすれば
あとは条件に当てはまるところを
探すだけなので難しい事はありません。
紹介できる事業所もありますし、
病院やグループホームも
訪問看護もヘルパーさんも
相談員さんも
いろんな福祉サービスを
一緒に探せます。
こういった考えを
ブログの読者に植え付けています。
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