「。」マルハラを主張する若者が見落としている点は確実にある

こんにちは。所長です。

 

マルハラというのは、

LINEなどの連絡ツールで

最後「。」をるけるという

ハラスメントです。

 

このブログを読んでいる方は

 

「え?日本語ってそうじゃない?」

 

って思ったことでしょう。

 

僕も思いましたが、

実は!それ!マルハラです!!!!

気を付けてください!!

 

いや、

そもそも、

なぜこれがハラスメントになるかといえば、

2つの視点からみてみましょう。

 

①若者の見えている世界

②人間関係の在り方の構造

 

まず、

①についてですが、

最後に「。」だと、

怒っているように見えるそうです。

 

ということは、

彼ら・彼女らは

怒っている時は

LINEの最後に「。」をつけて

言葉を終わらせるということです。

 

次に、

②ですが、

いわゆる若い人たちをZ世代と

呼んでいますが、

彼ら・彼女らというのは、

友愛を大事にしています。

 

我々世代よりも、

空気を読む力や

相手の感情をおしはかる能力に

非常に長けています。

 

なので、

LINEの最後に「。」が

つくだけで、

たったそれだけで

怒ってる?というところまで

妄想をふくらませてしまうのです。

 

これというのは、

教育が歩んできた歴史を反映しており、

Z世代に責任のあることではありません。

 

元々はバラバラだった日本人を

強く、一つに、

列強国家に勝てるように

富国強兵の名の下で行われた

国民教育に端を発しています。

 

そこから、

戦争が終わり、

同じ方向を見るのではなく、

それぞれが自分らしさや

価値観、自由と競争によって

豊かさを求める

市民教育へと移行していきます。

 

ところが、

合理的に経済を回せば回すほど、

不合理なことに、

経済は衰退していきます。

 

そして、

誰もが勝てるチャンスを失うと、

みんなが同じいい。

誰も損しないし、

誰も取り残さない。

そんな友愛が生まれます。

 

それが今のZ世代です。

 

なので、

空気を読むとか

脆いメンタルだとか、

そういうZ世代の特徴は

彼ら・彼女らの意思ではなく、

そういう構造で

発生確率が最も高い事象であり、

普通のことです。

 

Z世代は、

空気を読み、

細かい表情から相手の意図を推し量り、

誰も傷つけずに、

誰にも傷つけられずに、

安全に生きてきました。

 

それが、

いきなりビジネスジャングルに放り込まれ、

「わたし」よりも

「ビジネス」を優先する大人に

ひどく傷つけられている。

 

というのが

マルハラが発生する条件です。

 

言い換えれば、

めちゃくちゃきつい部活とか

坊主強要や体罰万歳の部活で

鍛え抜かれた戦士みたいな人たちは

マルハラとか言わないと思います。

(言ったとしても事象として少数かと)

 

 

 

あと、蛇足ですが

面白いなぁと思ったのが、

これまでのハラスメントとは

ちょっと一線を画すと思いました。

 

というのも、

パワハラは力関係を使ったハラスメントで

セクハラは性的なハラスメントで

スメハラは臭いのハラスメントです。

これは実際の事象に対する

受け止め方だと思いますが、

マルハラは「。」で終わると

”怒っているように見える”という

ただの被害妄想だという点です。

 

 

 

さて、

前置きが長くなりましたが、

マルハラを主張する若者が

見落としている点というのは、

若者に理解のある大人に気を付けろ。

ということです。

 

例えば、

マルハラを主張したときに、

「そんなもん知るか!!!」と、

言ってくる大人は大丈夫な大人です。

付き合っていきましょう。

 

が、

そんなときに

うっかり、

「ごめんね?悪気はなかったんだ!

怒ってないよ!ほんとさ!

どうすればよかったかな?

「。」以外で

どうやって終わらせればいいのかな?

一緒に考えてくれる?」

などといってくるような、

理解のある大人がいたら

距離を取りましょう。

 

なぜなら、

その大人は、

会社の業績が落ちたり、

状況が悪くなった際、

最初にあなたを切る人です。

 

マルハラを主張するということは、

相手が怒っている可能性を感じながら

それを解決する気がない。

ということを露呈しています。

 

つまり、

マルハラを主張された先輩や上司は

あなたが問題解決に対して

真摯に取り組まない事を見抜きます。

 

なので、

あなたの成長や将来性に対して

期待しなくなります。

 

ではどうするか?

怒るでも、叱るでも、諭すでもない。

あなたを諦めるんです。

 

だから、

あなたに優しくできます。

厳しくしても、メリットがないから

あっさり切り捨てます。

 

上司の仕事というのは、

若者の成長を促したり、

自己実現させたり、

ワークライフバランスをとらせること、

 

…ではありません。

 

業績をあげることです。

 

 

それ以上でも

それ以下でもありません。

 

若者に理解を示すとか、

アンガーマネジメントとか、

そういったものはすべて手段です。

 

僕もそれなりの立場だったころ、

切り捨てたことは何度もあります。

 

ある日、

突然決めているわけではありません。

 

すでに切り捨てている人の中から、

もっとも害になる、

もっとも益が少ない人を

機械的に選んでいるだけです。

 

まあ、もちろん、

業績が落ちれば

自分から切り捨ててください!!

という方は別にいいですけど…。

 

が、

それがいやなら、

マルハラを主張するのではなく、

陰でぐちぐち意味のない

愚痴をこぼすのではなく、

 

怒ってんすか?って聞けばいい。

 

怒ってんなら、

仕事上の問題により発生している事は

解決すればいいし、

私的な事であれば、ほっとけばいい。

 

それだけのこと。

 

「あなた」の評価は

「マルハラをする人」が、決めている。

この視点を見落としていると

あっさり切り捨てられます。

 

いやいや、そんなことできないよ!

というのであれば、

自分が切り捨てられない事を

毎日祈ればいいと思います。

自分の人生を他人に委ねればいいんじゃない?

 

 

 

僕は切り捨てられる人を

何人も見てきました。

何人も切り捨ててきました。

 

だからわかります。

 

僕なら、

マルハラを主張する人は

最初に切り捨てます。

 

これはマルハラを主張するという

具体的な事象に限ったことではなく、

誰が誰の評価をしているのか?

という視点を見落とすと

苦労するよって話です まる