大阪の中之島美術館でモネ連作の情景

こんにちは。所長です。

 

どうやら大阪の中之島美術館で

モネの連絡の情景があるらしいです。

 

おおざっぱにいえば

モネの絵が飾ってあるそうです。

 

で、

モネって誰やねん?

 

っていう話なんですが、

印象派の代表的な画家です。

 

いや、

印象派ってなに?

 

っていう話なんですが、

絵の描き方が見たまんまじゃなくて

どう感じたかを表現した人たちです。

 

対極にあるのは写実的な絵ですね。

 

ここで、

多くの方が

え?ってなったと思います。

 

絵だけに。。

 

絵を描くなら、

印象とかじゃなくて、

そのまま描けばいいじゃん

って思ったはずです。

 

そうなんです。

 

みんな思ってました。

 

たぶん、

モネも思ってました。

 

ただ、

そうできなかった理由があります。

 

それは写真の登場です。

 

そのまんまを写すだけなら

写真でよくなっちゃったんです。

 

言われ通りの、

見た通りを、

キャンバスに再現するだけなら

写真の方が早いし正確なので

これではいかんということで、

新たな技法として

印象派が生まれました。

 

※諸説あり

※諸説ありと書いとけば許されるはず

 

つまり、

情景を見た時、

どう感じたか?

何を伝えたいのか?

 

それを表現するのが

印象派であり、画家の仕事である

と、再定義した人たちなんですね。

 

その始祖に当たる人の一人なので

モネってすごい有名だし人気です。

 

あとは人気の理由として、

いろんな楽しみ方があることがあげられます。

 

モネという画家は

絵を描くときに筆をトントンと

うちつけて点画で書いてます。

 

みなさんも中学の時に、

鉛筆とかボールペンで点をたくさんうって

絵を描いたりしましたよね?

あれです。

 

あれで赤とか青と黄色を使って

描いています。

 

で、

モネの場合、

紫を表現するときに、

紫色の絵具を使うのではなく、

赤と青の絵具を使います。

それをトントンしていって

色をキャンバスにのせていって

離れてみると紫に見えます。

 

ちなみに、

これはプリンターでも

同じようなことをしています。

 

なので、

光の加減や角度、距離によって

色の見え方や印象が変わるわけで、

味わい深い作品が楽しめます。

 

というような、

予備知識があれば楽しめるのですが、

日本人は美術の時間が

極端に少ない国です。

 

ちなみにフランスでは、

日本の数学や国語と同じくらいには

美術を学ぶ国です。

(わざと多い国を選びました)

 

そうした違いもあって、

日本ではあまり絵画を楽しむというのが

一般的ではないのですが、

モネやフェルメールは人気ですよね。

 

その理由っていうのもまた

諸説ありますが、

西洋絵画の多くは、

お勉強していないとわからんのですよ。

 

元々は貴族の楽しみとして

描かれたものが多く、

キリスト教の重要なシーンだったり、

金持ちから依頼されて

描いたりしています。

 

ディ〇ニーの映画とかに出てくる

でっかい肖像画とかがそれです。

 

それがフランス革命によって

貴族だけの贅沢を市民が没収して

みんなで楽しもう!!

それこそが市民革命だー!

みたいな感じで、

絵画や音楽などの

芸術を市民が楽しむことこそ、

勝ち得た自由と平等だー!

みたいなところがあります。

 

が、

先ほどのモネの説明でもわかる通り、

知らん人が観たら

楽しみ方がわからんのですよ。

 

だから、

一生懸命、

学校で教えているわけです。

 

じゃあ、

日本ってどうなの?

っていう話ですが、

日本は浮世絵や和歌など

古くから庶民が芸術を楽しんでいます。

 

なので、

わざわざ学ばなくても

観たらわかる。

という大衆文化なので、

知ってた方が楽しめるというのは

馴染みがない。

 

その点、

モネは上記の点さえ抑えておけば

自分なりの楽しみ方ができます。

 

 

広島にくるかどうかはわかりませんが、

来た際はぜひ楽しんでいってください。