久しぶりにSNSの面白投稿をみんなで楽しもうの会

こんにちは。所長です。

 

結構久しぶりにやります。

SNSの投稿を

みんなで楽しむ会です。

 

さて、

本日のお題はこちら。

 

ジャーナリストの櫻井よしこ氏の下記の投稿。

 

「あなたは祖国のために戦えますか」。

多くの若者がNOと答えるのが日本です。

安全保障を教えてこなかったからです。

元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています。

100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました。

 

ということです。

 

これが炎上しまくっていると、

ヤフーニュースになっていました。

 

さて、

まずはこの投稿を分解して

見やすくしてから

楽しんでいきましょう。

 

まず気になったのが、

「多くの若者がNOと答えるのが日本です」

という部分です。

これはつまり、

他の国では祖国のために

戦う若者が多いのにという含みがあるわけです。

ここがまずは若者にとって

あるいはその親にとっての

イラつきポイントなわけですね。

 

それから、

「若者が」というのも、

若くないご自身を棚に上げていて

安全圏から石を投げる行為が

やはりイラつきポイントですね。

 

次に、

「安全保障を教えてこなかったからです。」

この部分もいいですね!

私(達)は、真実を教わった、知っている

なのに、君たちは知らない。

という知識・学習マウントを

自分よりも若くて人生経験の浅い

若者にとっているんです。

 

いいですねー

 

はい。

 

そして、

最後ですが

「学生たちは見事に変わりました。」

これもいいですね。

学生が変わったというのは、

正しい方向に導いた

=安全保障の為に戦うと言わせた。

ということでしょうか。

 

これもまたイラつきポイントですね。

 

まるで魔女が白雪姫に

毒りんごを食べさせたみたいな

そんな風にみえますからね。

 

さて、

これらのイラつきポイントによって

炎上しているわけですが、

これをどう楽しむのか?

どういう視点で楽しむか?

 

ということを説明します。

 

僕は今回、

これを教育の差による

価値観の違いで楽しもうと思います。

 

ここから長いですよー?

 

さっそくいきましょう。

 

大前提として、

日本という国には

教育がありませんでした。

教育が生まれるまでは

みんな自分の家で

子どもを育てていました。

 

ところが、

それでは効率が悪く、

能力にも凸凹ができる。

列強国に勝てない。

 

というわけで、

日本人を民に、

国民にするべく行われたのが

国民教育です。

その場所を学校と呼びましょう。

 

そこでは、

国のために尽くすこと、

がんばること、

戦うことが正しいとされ、

規律を遵守していました。

 

そうやって国民教育が

施された国民は

国のために生きて、

戦って、やがて死にました。

 

それから大戦があり、

日本は敗れました。

 

そこから、

復興に向けて

もう一度、国民は一つになり

日本復興へとみんなで戦いました。

 

国破れて山河在り

 

これに尽きる。

 

マキャベリズムでいうところの

単純で管理しやすいという

最高の状態ではあるものの、

その後の産業革命後、

複雑で高度な発展をするには

利が足りない。

 

そこで、

今度は個人が個人の

幸福や利を求めて、

経済が高度な発展を遂げられるように、

国民から市民へと

移行していきます。

 

この際に行われたのが

市民教育です。

 

市民教育では、

国の言うことよりも、

大企業や経済強者の言うことが

重視され、利を求めました。

 

ところが、

それもバブル崩壊と共に、

神話性を失いました。

 

ちなみに、最近、

パワハラが社会問題となっていますが、

平成以前の方が過激なパワハラがありました。

しかし、それを相殺しても

有り余るくらいには、

経済成長という恩恵がありました。

 

が、

今はありません。

なので、今はパワハラすると炎上します。

 

経済成長しないということは、

人口が増えないということで、

経済発展の伸びしろは、

現存する文明にはほとんどない。

 

そうなると、

国のために頑張ってもしょうがない。

経済的な利は奪い合うほど多くない。

 

ということになります。

 

仕方がないので、

みんなで仲良く分け合い、

誰もはみ出さない。目立たない。

そういった友愛が必要になりました。

 

それが、

市民教育の次の段階である、

友愛教育です。

 

運動会でみんなで仲良く

手をつないでゴールする。

といったやつです。

 

友愛教育では、

自分が目立つことや

自分の目先の利益よりも

みんながどう思うか?

誰も取り残さないということが

重視される傾向にあります。

 

能力があるものほど

自らの力を隠し、

能力がないものほど

自らの力を誇示したがります。

 

そうして、

SNSでの炎上が起こるわけです。

 

有能な人が

おかしなことをしている人を見ても

それを止めてあげません。

目立つし、有能さがバレるので

誰も止めてあげません。

止めてあげて賞賛されても

その先に利はありません。

 

能力が低い人は

目立たないと、

集団から切り離されてしまいます。

なので、必要以上に

自分を盛る必要があります。

行き過ぎると炎上します。

 

しかし、

そうでもしないと

集団で生き残れないわけです。

 

それが友愛教育の

1つの側面だと

僕は思っています。

 

日本の教育の

変遷としては

国民教育

⇒市民教育

⇒⇒友愛教育

という風になります。

 

これを価値観に置き換えると

安心安全・生活基盤

⇒経済発展・自己実現

⇒⇒他己実現・精神的喜び

といった具合でしょうか。

 

価値観というのは、

ものの価値を

感じるか、感じないか。

ということに

大きな影響を与えます。

 

また、

価値観の違う意見というのは

なかなか相いれるものではありません。

 

さて、この辺りで

櫻井よしこ氏の投稿に戻ってみましょう。

 

「あなたは祖国のために戦えますか」。

多くの若者がNOと答えるのが日本です。

安全保障を教えてこなかったからです。

元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています。

100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました。

 

ということで、

明らかに国民教育の影響が出ています。

 

もちろん、

教育ですし、価値観なので

ある程度のグラデーションはあります。

 

なので、

Xのポストに対する

反対意見や賛成意見を見て、

この人はどの世代なのか?

というのを当てるクイズを

僕はやっています。

 

反対しているからと言って

○○教育だ!

と、思うのではなく、

どこに価値観の重きを置いているか?

それが正解へのヒントになります。

 

なかなかの正答率なので、

無料だし暇なときにやってみると

良いと思います。

 

SNSではこんな感じの楽しみ方も

あるんだよっていうのを

知ってもらえたらと思います。

 

ただし、友達は減ると思います。