保健師さんにもお伝えしたスマイルの職員が内職作業をやらない理由

こんにちは。所長です。

 

うちの作業所では

職員に内職作業を

やらないでくださいと

伝えています。

 

以前、

朝のミーティングや

ブログでも問いただした通り、

内職作業が納期に

間に合わない事もあります。

 

僕はその時、

利用者が作業を行う際の

姿勢について問いただしました。

 

作業が終わらないのは、

ある程度仕方のない部分も

あると思います。

 

が、

寝そべってやっていたり

肘をついていたり。

休憩時間になってないのに

勝手に休憩したり

おしゃべりに夢中になって

手が止まっていたり。

明らかにサボっていたり。

 

それで間に合うのであれば

文句はありません。

 

なぜなら、

利用者が稼いだお金を

利用者に返しているだけなので

僕のお金じゃないからです。

 

サボっている人を

放置するのは

利用者間の問題であって

僕の問題ではありません。

 

ただ、

それで間に合わないのであれば

話は変わります。

 

間に合わせる努力をしないのと

間に合わないのは違う。

 

それなら

なおさら、

職員が手伝えばいいじゃないか

そう思う方もいると思います。

 

実際、

利用者からも指摘された過去があります。

 

なので、改めて説明します。

いくつか理由があるんですが、

おおまかに以下の通りです。

 

①自主性を尊重する

②ズルだと思っている

 

一つずつ見ていきましょう。

 

まず、

僕たち職員が作業に入るとなると、

責任が伴います。

 

なので、

間に合わせるようにするために、

休んでいる人を起こして、

しんどいから休みたいって

電話した人にも来なさいと言ったり、

無断欠席に対して叱責したり、

作業中にも段取りをしたり、

指示を行ったりします。

 

要するに、

僕が管理をしはじめます。

 

それって

つまんなくね?

って話です。

 

間に合わないから

どうやったら間に合うのか?

それをみんなで

話し合ったり

意見が合わなくて喧嘩したり

ぶつかったり

時には調子を崩したり。

 

そういうことをしながら

一歩ずつ進んでいって

それで作業が終わるから

達成感があるんじゃないですか。

 

だから、

自分の仕事に

誇りがもてるわけです。

 

それを奪ってしまうと、

訓練としてはいいかもしれませんが、

それはうちのすべきことではない。

 

以前、

間に合わないのを利用者の責任にするな!

職員に責任はないのか!?

 

と、言われたことがあります。

 

はい。ありません。

 

間に合わない時、

職員に責任はありません。

 

職員が責任をとる

ということは

利用者から

自主性と責任を

奪うことになります。

 

だからうちはしません。

 

次に

ズルだと思っているので

やらないです。

 

そもそも、

運営費の会計と利用者の工賃会計は

区分けしなければなりません。

 

なので、

運営費で雇った職員が

利用者の工賃会計に入るお金を稼ぐのは

ダメじゃね?

 

と、思います。

 

そんなもん間接的に

運営費を工賃会計に入れてるようなもの。

 

なぜなら、

職員の給与は運営費から出ており、

その職員は自らの時間と労働力を

法人に買い取らせているわけだから、

勤務中の時間と労働力で

工賃を稼ぐのは

 

ズルじゃね?

 

なんなら、

本来の利用者が稼いだ工賃よりも

割り増し(職員が手伝うことによって)の

工賃を利用者に払うことで

利用者を集めたり、

利用者への支払い平均工賃を

釣り上げた金額で、

本来よりも高い等級の

就労訓練等給付を受けるのって

 

ズルじゃね?

 

って言ったら

怒られそうなので

そういうことは

胸の内に秘めて

言わないでおこうと思います。