こんにちは。所長です。
クレヨンしんちゃんの映画みましたか?
僕は見てないです。
見ていないんですが、
SNSですごく話題になっているので
取り上げようと思います。
取り上げた挙句に
僕が好きな映画を紹介して終わります。
さて、クレヨンしんちゃんの
何が話題になっているのかといえば、
敵役の人が弱者男性だったからです。
ポリコレ配慮という言葉が
芸能の世界を覆いつくしてから
もうずいぶんと時がたちます。
僕が映画を見なくなったのは
ポリコレに配慮された
作品が多いからです。
別にそれが悪いってわけじゃないけど、
ポリコレに配慮するということは
余分な力場が発生した状態で
作られた作品であるということ。
例えば、
アニメのキャラクターの中で
黒人が少ないとか
黒人が活躍していないとなると
ぼっこぼこに叩かれて
作者の人格も
ついでにぼこぼこにされます。
これが当たり前の世の中では、
黒人女性が敵役になる映画など
存在しません。
絶対にありえません。
もしあったとしたら
BLM運動によって
一族もろともぼっこぼこです。
それがいいか悪いかは
知らないけど、
特定の属性が絶対に悪者にならない
というのは
余分な力場が発生している
としか言いようがありません。
そこで、
ポリコレに配慮して
なおかつ敵役にしても
誰からもぼこぼこにされない
弱者男性に白羽の矢が立っています。
そんなはずはない!
という方もいらっしゃるでしょうが、
それなら世界人口の統計を見て下さい。
白人男性平均寿命が落ちています。
だからなんだ?
と、言われるかもしれませんが
今の芸能の世界を見ると
配役で結末が透けて見えます。
それが悪いのかと言えば
そんなことはないと思います。
商品としてはとても優れていると思います。
ただ、
作品としては
僕が観たいものではない
というだけのことです。
誰だって好きじゃない映画の
一つや二つあるでしょう。
それです。
突き詰めれば
ポリコレに配慮して
内容が透けて見える商品としての
映画やドラマやアニメやゲームが
面白くないのではなく、
商品としての映画などが
好きじゃないってことです。
じゃあ何が好きなんだよと
言われれば
ガンダムとジブリです。笑
特にガンダムは面白いです。
富野由悠季監督の作品としてのガンダムと
バンダイの商品としてのガンダムと
両側面から観ることができます。
リアリティにこだわっているのに
ジャベリンやハンマーが出てきたり
(当時流行っていた)合体メカだったり・・・
作品を商品として成り立たせようとする
アーティスト(富野由悠季)の葛藤や
商売人(バンダイ)のせめぎあいが
作中にたくさんあふれているので
そういった視点で観てみると
新たな発見や共感があるのでぜひ。
具体的には、
合体メカであるガンダムだけど
合体できるということと
分離できるということが
敵と戦うときに
ほとんど功を奏しません。
ただ、
最終話ではガンダムが分離して
パイロットが乗る飛行機だけで
迷路みたいになっている
敵の要塞から脱出して
仲間のところに帰還します。
これは合体と分離ができる
ガンダムだからこそなせる業で
きちんと成立させています。
合体メカというのは
プラモデルやおもちゃで
子どもに人気です。
しかし、
軍人が戦争用合体メカを
つくるのは考えにくい。
そこを最終話でも
きちんと成立させている
バランス感覚がすごいと
思いませんか?
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