中間決算報告

こんにちは。所長です。

 

今日はめっちゃ長いです。

 

中間決算報告です。

御覧の通り、

わけがわかりません。

 

細かい数字のこともそうですが

そもそも歳出だとか歳入だとか

どこをどう見比べたらいいのか

正直、ようわからん。

 

というのがこの表と数字です。

 

これを言語化すると、

予定よりも多くお金使いましたが、

多くお金を使った分、

多く利用者が来てくれました。

だから黒字です。

 

という感じになります。

 

しかし、

これは昨年度の2月に職員会議で、

3月に新旧所長からのお話しで、

お伝えした通り、

今年度、黒字になることというのは

目指しておりません。

 

黒字になることよりも、

黒字に出来るようになることを目指します。

 

似てるようで全然違います。

 

黒字に出来るようにするとは、

スマイルに新規利用者が

どんどん入ってきてくれる状態です。

 

では、

どうするのか?

 

まずは、

スマイルが今まで提供してこなかった価値を

提供することから始めようと思います。

 

それでは、

欲求と価値について、

今一度、おさらいしましょう。

 

まずは欲求ですが、

マズローの欲求というものがあります。

これは端的に言えば、

人の欲求は際限ないが、

常に変化するという考えです。

 

もう少し具体的には、

最初は誰でも衣食住の安定、

人とのつながりや心の平穏を望みます。

 

しかし、

それが満たされると

お金や地位、名誉を求め、

最後は自己実現や

より良い社会を求めます。

 

スマイルは最初の段階である、

衣食住、安心、平穏という

価値を提供するのは強いです。

 

しかし、

価値というのは満たされていないものに

感じるものです。

 

みなさんはおうちに帰って、

水道をひねって水が出る事に

喜びを感じますか?

感じませんよね。

 

それはすでに満たされた欲求だからです。

 

スマイルの利用者が増えないのは、

スマイルに魅力がないからではありません。

 

強みとして提供してきた価値が

普遍的になり、当事者が

当たり前に人権や

最低限の生活インフラと安心、

それからテクノロジーの進化と、

一般企業の福祉参入による

事業所の拡大と拡充によって、

人とのつながりを持てるようになったからです。

 

社会が前進していくのに、

古き良き作業所は寄与してきました。

 

しかし、

次のステップに進む時がきたのです。

次の欲求、価値を提供することが必要です。

 

それは、

お金や地位、名誉といった

数字で表現できる価値です。

これは相対的な価値で、

常に競争を強いられます。

僕たちはあんまり得意じゃないです。

 

あるいは、

自己実現や社会実現など

数字では表現できない、

言葉でもうまく表現できていない。

だけど、自分が良いと思える

生き方や価値を生み出すような

絶対的な価値です。

僕たちはこっちのほうが得意そうなので、

こちらを目指します。

 

それが形となっているのが

野良犬喫茶です。

 

それから広報活動です。

 

これらは金銭的な価値ではなく、

自分たちが本当に良いと思えるものを

個人や地域、社会に提供しています。

 

かっこよく言えば、ブランドビジネスです。

 

しかし、

これにはリスクもあって

理解されにくかったり、

浸透するのに時間がかかります。

 

そこで、

相対的ですぐに価値が伝わりやすい、

ビュッフェやカラオケ等の

レクリエーションも行っています。

 

 

新規利用者を増やすのは

ブランドビジネスの絶対的価値と

レクなどの相対的価値の

二本柱です。

 

それを支える土台が、

今までのスマイルらしい、

ゆっくり、安心、のんびり、

などの心の平穏、

あるいは心のインフラです。

 

今年度はこれからもいろんなことを

仕掛けていきますが、上記のいずれかに

当てはまることしかやりません。

 

年度末決算でも

良い報告ができるように

新しいことを始めていきましょう。