こんにちは。所長です。
スタジオジブリとは
ナウシカとかもののけ姫など
代表作をあげだしたらキリがないくらい
日本が世界に誇る映画製作スタジオです。
んで、
そこがこの度日テレの子会社になると
そんなニュースを見ました。
鈴木敏夫さん曰く、
宮崎駿監督の後継者を作ることが
できなかったことも要因と。
しかし、
みなさん思い出してほしいのが
耳をすませばです。
あれはそもそも
宮崎駿なしに宮崎映画を作ることが
できるのだろうか?
というのが大きな実験テーマで、
それは成功したと大喜びしてたじゃないか!
そのように皆さんも
首をかしげたことでしょう。
というわけで
いろんな解釈ができると思うので
今回の事を耳をすませばに
なぞらえて勝手に解釈して
楽しんでやろうと思います。
まず、
耳をすませばとは
ざっくり言うと中学生の恋愛映画です。
カントリーロードという曲が
テーマになっていますが、
原曲は故郷へ帰りたいという
アメリカのフォークソングです。
そうです。
故郷へ帰りたいです。
原曲では、
都会に出稼ぎにいった若者が
田舎の故郷が懐かしくて
いつかあそこに帰る。
帰りたい。帰らなければならない。
そんな歌なんです。
が、
耳をすませばでは
帰りたい。帰れない。さよなら。
となっています。
帰らないんです。
しかも自分の意思で帰らないんです。
耳をすませばの映画を見ている
僕たちは中学生の
純正でまぶしくて美しい恋愛を
見せられた挙句、
最後の歌では、
もうあの美しい、
純粋な心には
あなたたち(私たち)は帰れないんだ。
ということを突き付けてくる
なんとも嫌な映画です。笑
こういうところが
大人が見たら憂鬱になる
映画と言われるゆえんですね。
わかります。
さて、
僕は今回の子会社化で
宮崎駿監督の後継者を
作れないと言っていたが
本当は作る気がなかったのではないかと
思っています。
あるいは、
耳をすませばが成功したように
他の監督が映画を撮ればいい。
が、そうしなかったのは
そうしたくなかったのではないだろうか。
まだまだ
映画を撮りたい。
そういう思いが強いと
思っています。
というわけで、
隠居生活には帰れない監督の
次回を楽しみにしています。
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