そこはお金払おうよという話

こんにちは。所長です。

 

みなさんはThreds使ってますか?

僕はほぼつかってません。

 

しかし、

探すと面白い記事があるもので

今日はその話をします。

 

おおまかにこんな感じの投稿でした

 

発達障害の当事者が、

知人にカミングアウトしたときに

困るリアクション

①変わってるもんね~

②発達障害でも関係ないよ!

③見えないね!

 

というものらしいです。

 

①についてですが、

特性はるけど

真っ向から否定されたくない

ということらしいです。

 

②についてですが、

発達障害でも関係ないよ!

ということを

発達障害だからといって

あなたとの関係性をきることはないよ!

と、言われていると感じるらしく、

上から目線で嫌なんだそうです。

 

③についてですが、

発達障害の人にとって

周りの人からそういわれることは

不快らしいです。

 

 

 

さて、

 

僕が思ったのはこれです。

 

「どないせぇっちゅうねん。」

 

 

はい。そう思った方は

もう少しお付き合いください。

 

で、どこが面白いかというと

 

まず、

我々はコミュニケーションというものに、

問題解決に重きを置きすぎていた。

 

という点です。

 

つまり、

カミングアウトするのだから、

きっとこちらに、

あるいは共同で、

何か解決したい

問題があるに違いない。

 

そう思って話を

聞いてしまった

という節があります。

 

それはもしかしたら、

発達障害だから

きっと困っているのだろう。

という先入観を無意識に

持っているからだと思います。

 

例えば、

これが発達障害の

カミングアウトではなく、

ダイエットしてるんだ~という

カミングアウトだった場合、

ほとんどの人が

「だから何だ?」

と、思いますし

 

そのことに対して、

太ってるもんね~とか

直球で言わないでしょう?

 

いやいや痩せてるじゃん!とか

お世辞を言うのも面倒じゃない?

 

それに、

言った方も

いちいちアドバイスとか

されてもうざいだけです。

 

他の例でいきましょう。

 

会社の愚痴や

上司の愚痴などを

彼氏や彼女、

妻や夫にしたときに

「それはあれこれすればいいんだよ」

と、アドバイスされたら

どうですか?

 

うざくないですか?

「いや、そうじゃないんだよ」

と、思いませんか?

共感してほしいだけなのに。

 

それと一緒です。

 

 

 

なので、

おそらくですが

発達障害のカミングアウトに対して

我々がすべき75点くらいの

リアクションというのは

 

「へ~そうなんだー!

カミングアウトしてくれて

ありがとね!

今、何か困ったこととかない?

出来る事があれば力になるよ!

むしろ今まで知らなくて

傷つけたことない?大丈夫??」

 

くらいなものでしょう。

 

いやいや、

そんなものん

話を聞いてくれるお店に行って

お金を払ってお話しくださいと

僕は思います。

 

で、

ここが面白いなと思った

2つ目で、

発達障害という

相対的な社会的弱者が

相対的な社会的強者の

健常者に対して

カミングアウトしたのだから

それくらいは付き合えよ

 

ということが

記事に付いたコメントなど

返答で出ていたので

面白かったです。

 

 

発達障害の

カミングアウトを

言った側からすれば

それを言うことがどれだけ

大変だったか、

怖かったのか、

それをわかってほしい!

 

ということでした。

 

これは健常者側というか

言われる側が考慮すべきでしょう。

 

しかし、

それと同時に、

デートの為に服を夜通し考えて

寝坊した健気な女心を

10代の男子には難しすぎるのと同じで、

 

発達障害の当事者ではない側にとって

カミングアウトの

ハードルはわかりません。

 

それを一方的にわかるべき!

わかってほしい!

それが多様性!

 

とかって

正論で上からぶん殴られると

付き合ってられません。

 

多様性を認める社会では、

お互いが自分の立場を捨てて、

自らの主張や正当性を捨てて、

間違いや過ちを認める必要があります。

 

それはかなりストレスだし

難しいと思います。

 

なので、

そんな難しいことを

即座に相手に求めるのなら

まずは自分から

相手の側の主張を認めるべきです。

 

でなきゃ、

そこはお金払おうよ

(話を聞いてくれるお店に行って。)

という話でした。