スマイルの強みとかの話を

こんにちは。所長です。

 

スマイル中山の強みの話をまたしようと思います。

この話すきです。笑

 

スマイル中山も福祉とはいってもサービスを売ってるわけですから、

市場の原理からは逃れられません。

 

そこで僕がいつも考えているスマイルの強みについて話そうと思います。

 

スマイルの強みとは、その意味にあるんです。

 

そもそも商品やサービスには強みがあって、僕たち消費者はそれを比べながら、

どの商品・サービスを手に取ろうか考えています。

 

例えば、ホッチキスを買おうと思ったら

ある程度の大きさや耐久性、値段というのは相場があります。

 

よほどこだわらない限り、100均に売ってるもので十分だったりします。

 

これは、ホッチキスを消費者に売り込むときの強みが

その機能面に重心があるからですね。

 

なので、1万年使えるホッチキスだからといって、

10万円!とか言われても別にほしくないし、

他のと同じぐらいの大きさ、耐久性なのに500円とかしちゃうと

たった400円の差でも全然売れない。

 

これは機能面に重心を置いている商品の宿命で、

ある程度の品質がみんな同じぐらいのところで落ち着いちゃうんです。

 

そうなると最後は安さ勝負になって、100均にホッチキスがある以上は

200円、300円でもちょっと高いなって思っちゃうわけです。

 

しかし、世の中には全然役に立たないのにほっちきすの300円より高いものがあります。

 

タバコなんかその典型例です。

昔は300円以下で買えたのが、今は600円とかします。

ホッチキスほどの機能はないのにホッチキスの6倍の値段がします。

しかも、耐久性はほぼ0です。笑

 

ではなぜ売れるのかというところで、

タバコの強み、タバコの売りはその意味だからです。

 

タバコを吸っている時間はリラックスできる。

物思いにふける、周囲から一歩引いた距離を置きたい、

リセットしたい、落ち着きたい

 

などなど、タバコを吸う意味や理由が売りなんです。

 

これを精神障害の福祉施設に当てはめると、

ホッチキスはB型・A型事業所、就労移行支援事業所がこれに当たるでしょう。

就労という目的をいかに達成させられるのか、

あるいはどの程度の工賃を稼ぐことができるのかが強みになります。

 

なので、よほどのことがない限り、

今後はチェーン化が進むでしょう。

 

高い工賃、高い就労移行率、手厚い就労継続支援、

そして低い離職率の施設は数字で比較できますから。

 

それに比べてスマイル中山は

困ったことに工賃が安い。

すごく安い。

ボルト締めで1時間70円しかもらえません。

 

喫茶も100円目標ですが、たぶん最初は赤字。

 

就労を目指すのも、うちに通っていたのでは相当厳しい。

 

それでもスマイルが生き残っているのは、うちの強みが

スマイルに通所する意味だからです。

うちが提供している意味とは、

そのままで、今のあなたが、もうすでに十分素敵だから

変わらなくたっていいじゃないか!という価値観です。

 

資本主義のルールは競争と前進です。

 

うちはその真逆!右肩下がり!

でもいいんです。

今のあなたが、今を楽しむ姿がありのままで良いんです。

そういう価値観を提供している施設なんです。

 

もちろん、社会に出て頑張れる人は頑張ってください。

お金持ちになってください。

 

僕たちはそんな人たちを陰ながら応援しています。

そしてコーヒーでも飲んでお菓子食べてだらだら過ごして、

 

また明日。